海外の現地法人に就労ビザをサポートしてもらう、いわゆる「現地採用」でイギリスに移住したわが家。現地採用で海外に行けることは分かったけど、具体的にどうやって仕事を探すの？その方法について、実際の経験をもとにお伝えします。
なお別の機会にふれますが、現地企業に就職したのは夫で、彼は英語が得意ではありません。ここでご紹介する転職エージェントは全て日本語でやり取りができます。また夫が就職したのは現地にある日系企業です。
【海外就職の方法①】まずは転職エージェントに登録する
日本国内と同じじゃないかと思うかもしれませんが、今は海外勤務の求人を扱っているエージェントも多く、求人の紹介だけではなく海外勤務の動向等も教えてもらえます。まずは登録することをおすすめします。
総合型エージェント
海外の求人も網羅的に扱っています。駐在の求人も含まれますが、その場合はすぐに駐在員として赴任するものもあれば、数年日本で勤務をしてから赴任するケースもあります。
総合型エージェントはたくさんありますが、わが家では以下の3社に登録しました。
その国に特化したエージェント
その国の求人をメインに扱っているので、上記の総合型エージェントでは扱っていない現地企業等の求人が多くあります。ある程度行きたい国が決まっているのであれば、このようなエージェントを探して登録することをお勧めします。
ちなみにイギリスの場合は、以下の4社をおさえておけばよいかと思います。重複している求人もありますが、1社でしか扱っていない求人もあるので登録だけは全てしておいてよいかと思います。いずれもスタッフは日本人の方が多く、日本語でのやり取りが可能です。
【海外就職の方法➁】Linkedlnを活用する
日本でも一般的に使われるようになってきたLinkedln。海外では誰もが登録していると言われるビジネス特化型SNSです。Linkedlnにはぜひ登録しておきましょう！
全世界の企業やビジネスパーソンに向けて履歴書を公開しているようなものなので
✓海外の企業やリクルーターから直接スカウトをもらえる場合がある
Linkedlnの大きなメリットとして、リクルーターからのコンタクト があります。リクルーターと言っても、大手の転職エージェントのリクルーターもいれば、個人でやられている方もいます。いずれにしてもリクルーターとのコネクションをもっておき、希望条件を伝えておくことで仕事を紹介してもらうチャンスが増えます。
✓働きたい場所を設定して求人を検索し、直接応募することもできる
検索してみると現地企業（外資企業）が多く出てきます。中には現地にある日系企業も求人を出しています。求人検索にロケーションを入れる欄があるので、そこに希望の国や地域を入れて検索してみてください。
Linkedlnに登録する際のポイント
ここでLinkedlnに登録する際のポイントを少し。一般的な登録方法等はインターネット上にたくさん情報があるので、ここでは海外の仕事を探すうえでのポイントをお伝えします。
- プロフィールや職務経歴など、全て英語で書く！
海外の仕事を探すうえで最も重要です。何から何まで、全て英語で書きましょう。 - 自己紹介欄に、希望の勤務地や海外で働きたいという希望を書く！
- 求人検索をするときは、希望のロケーションを入れる
- 検索ワードに「Japanese」と入れると、現地の日系企業や日本語を活かせる求人がヒットする
わが家の場合
上記の総合型エージェント3社とLinkedlnで活動しました。最終的には JAC Recruitment が JAC Recruitment UK の担当者につないでくれて、UKの担当者が紹介してくれた日系企業に現地採用で就職しました。
総合型エージェントでもいくつか求人を紹介してもらいましたが、最初の数年は日本で勤務という案件が多かったので見送りました。
Linkedlnでは何人かのリクルーターからコンタクトがあり、希望に合う求人を紹介してもらえました。こちらは残念ながらコロナの流行で採用自体がストップしてしまい、選考が進みませんでした。
海外勤務の仕事探しをするうえで大切なこと
ここでも大切なことは、ビザをサポートしてもらえるか ということです。前回の記事「海外で暮らすには？」でお伝えした通り、海外で生活するにはビザが必須です。
求人を探すにあたり、求人情報に「ビザサポートあり」といったワードがあれば就労ビザをサポートしてもらえます。ただそういったことが書かれていなくても、ビザのサポートを検討してくれる場合もあります。現時点ではビザを持っていないこと、ビザを取得したいということを担当者に伝えましょう。
もう一つ、このページをご覧になっている時点で真剣に海外就職を考えられているかと思いますが、海外で働く、海外に移住することへの考えを、エージェントやリクルーターに明確に伝えることが大切です。なぜ海外か、どこの国（地域）か、いつ行きたいか、どのくらいの期間か・・・等々。真剣さが伝わると相手も親身に求人を探してくれます。
まとめ ～海外就職するには、まずこれをやろう～
何から始めればよいか分からない、わが家もそうでした。まずは「今日はこの転職エージェントに登録する」など一つずつ、進めてみてください。実際にエージェントの人と話してみるとイメージもわいてきます！
- 情報収集のためにも、まずは転職エージェントに登録する
- 行きたい国が決まっていれば、その国のエージェントも非常に有効
- Linkedlnを最大限に活用する
仕事を探すうえで重要なことは
- ビザサポートがあるか？ビザをサポートしてくれる企業を探す
- 海外で働きたいという強い意思をエージェントやリクルーターに伝える
まずは一つやってみる、皆さんの海外就職への一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
