いつかは海外に住んでみたい。どうすればできるのかな?実際に海外で生活している人に、どうやって移住したのか聞いてみたい。そう思っている方に向けて、海外の現地企業に就職して、現在家族でイギリスに暮らしているわが家のケースをお伝えします。
海外に移住したい!
夫婦と子ども3人、5人家族のわが家。結婚当初からいつかは海外で暮らしてみたいと夫婦で考えていました。しかし子どもが生まれたり、海外で生活する方法を模索しているうちに、気づくと数年が経過していました。自分たちや子どもの年齢も考えると早くしなければ・・・そこで2019年頃から移住に向けて本格的に動き始めました。
海外移住に最も必要なものは?
早速ですが、海外で生活するために最も必要なものは何だと思いますか?語学力(特に英語)でしょうか。環境への適応能力でしょうか。資金でしょうか。もちろんそれらは重要です。
必要なものはビザ(入国許可証)
しかし私が考える最も必要なものは、ビザ(入国許可証)もしくは永住権です。ビザ(もしくは永住権)がなければ、そもそも海外に長期滞在することはできません。一般的にはビザよりも永住権の方が取得のハードルが高いです。ビザが必要なんて分かっているよという方も大勢いるかと思いますが、このビザを取得することが非常に大変なのです。行きたい国のビザが取れるかどうか、いかにして取るか、それが重要です。
ビザは複雑
その重要なビザですが、国ごとに様々な種類があり、かつその制度そのものやビザの取得要件は頻繁に変わります。そのため、常に最新のビザの内容や発給状況を調べる必要があります。
海外で暮らすいくつかの方法
多くの日本人が何かしらのビザを取得して海外で生活しています。そこでいくつか思いつく滞在方法を挙げてみました。他にもいろいろ方法はあるかと思いますが、実際に私がイギリスで暮らしてみて、まわりの人の滞在方法を聞いてみると以下が多い印象です。
- 海外駐在
- 留学
- ワーキングホリデー
- 国際結婚
- 現地採用
※以下の各ビザはイメージしやすいように一般的な名称で記載しています。国ごとにビザの名称は異なります。
海外駐在
海外で働くとなると一番イメージしやすい方法かもしれません。日本に企業に就職したのち、海外転勤を命じられて一時的に海外で暮らしながら働きます。国によりますが「駐在ビザ」「駐在員ビザ」といったビザが発給されます。
留学
海外の学校等で知識や技能を学ぶ海外留学。短期から長期で、勉強を目的に海外に滞在できる「学生ビザ」で渡航します。
ワーキングホリデー
18歳から30歳の日本国民なら日本とワーキングホリデー協定を結んだ外国に1~2年の滞在許可(ワーキングホリデービザ)が下り、その間に就学、旅行、就労と生活することが許されている制度です。
国際結婚
日本国籍ではない相手と結婚する場合、「配偶者ビザ」「パートナービザ」といったビザを取得できます。結婚相手の国籍、永住権やビザの有無等の移民ステータスによって取得できるビザが変わります。
現地採用
海外にある現地法人に雇用され、働くための入国を許可する「就労ビザ」を取得する方法です。現地企業が就労を保証するスポンサーとなることで就労ビザを取得できます。
わが家には現地採用しかない!
わが家の場合、勤めていた会社には駐在の制度がなく、子どももいるため生活するには留学ではなく働く必要がある、ワーキングホリデーの対象年齢を超えている、日本人同士で結婚している・・・。そうなると私たちの選択肢としては「現地採用」しかありませんでした。そこで日本から転職活動をし、ビザをサポートしてくれる企業から内定をもらい、渡英することになりました。
具体的な転職活動の方法や、なぜイギリスになったか等の背景はまたお話しします。
まとめ ~海外で暮らすには?~
海外移住を検討して、実際にイギリスに移住した経験から感じたこと。
- 海外で生活するのにまず必要なものはビザ(入国許可証)
- 実際に暮らしている人は、駐在、留学、ワーキングホリデー、国際結婚、現地採用が多い印象
- 現地採用という方法でも海外移住を実現できる
海外移住する方法の一つとして「現地採用」があります。今後もわが家が実践したやり方と発信していきます。海外に住んでみたい、そのうえで現地採用も検討したいと思っている方のお役に立てれば嬉しいです。